躯体と外壁の補修工事 躯体の爆裂補修 コンクリートが爆裂して鉄筋が露出したところ...

建築士より建て替えを勧められた老朽RC造り賃貸住宅のリノベーション記録

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躯体と外壁の補修工事

躯体の爆裂補修

コンクリートが爆裂して鉄筋が露出したところは、浮いたコンクリートを落としてサビ止めを塗り、補修しました。

コンクリート爆裂の補修前 矢印の画像 爆裂の補修後

亀裂の補修

梁にも亀裂が一つ見つかりました。耐震に関する専門家に意見を聞いた上で鉄骨での補強を行いました。

改修前梁の亀裂 矢印の画像 Cタイプ梁補強

外壁の補修

外壁も検査すると不具合が多く見つかりました。

改修前外壁の検査 改修前外壁の検査

外壁に亀裂が入ったところは東亞合成のアロンメッシュ、アロンウォールSHなどを用いて補修しました。

棟屋壁面の亀裂 P1250288.jpg

浮いている部分には壁に穴を開け、内部を掃除した上で樹脂の注入を行いました。さらにピンを打ち込むピンニングで補強しております。

注入用穴の掃除 樹脂注入途中

広範囲で浮いている箇所にはネットとピンを用いたピンネット工法で補強を施しました。

ピンネット工法

下地処理が終わると高圧洗浄を行い塗装をしてもらいました。

外壁の高圧洗浄

外壁の主な補修方法につきましてはアロンウォール改修システム(山陽建材工事株式会社)をご覧下さい。

アロンウォールでの補修

今回、塗装に用いた塗料は東亞合成(アロンアルファーで有名な会社です)のものです。下塗り材アロンウォールは塗装後もゴムのように伸縮します。万一躯体の亀裂が広がっても伸びて追随する塗料です。

アロンウォール説明 アロンウォール説明

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EDIT

安易な建て替えは出来るだけ避ける!エコが推奨されるこれからの賃貸運営by賃貸マンション再生の記録©2007

徹底的に調査検討後リノベーションした賃貸マンション