物件の概要と歴史について

建築士より建て替えを勧められた老朽RC造り賃貸住宅のリノベーション記録

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物件の概要と背景

1970年築

大阪万博のシンボル太陽の塔

この物件は昭和45年(1970年)築の賃貸マンションです。1970年と言えば大阪で万国博覧会が開催された年です。大規模改修・リノベーションを行った2007年で築37年と非常に古い建物です。場所は神戸市東灘区にある物件です。


物件概要

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建物は地上4階、地下1階でRC作りです。右図のように東西2つの階段があり、エレベーターは付いておりません。西側の階段には9室、東側の階段には10室、店舗が2軒で合計21軒の賃貸住宅です。

室内は2DK、3DKとファミリータイプのお部屋が中心です。


物件の取得と管理

物件は数年前、先代から相続で取得した物です。自宅から遠い事もあり、先代の時代から近くの不動産会社に管理を委託していました。相続後も管理会社に任せきりで、定期的に届く報告書に目を通すだけで現地に行く事もほとんどありませんでした。

阪神大震災

この物件は、阪神大震災で大きなダメージを受けました。幸いダメージを受けたのが地下部分に集中していたので、地下の柱補強を中心とした大規模補修を行いました

震災後に行った大規模補修は、当時の混乱で作業を行ってもらえる業者がすくなかった事、対処療法的に対応した事、などが原因であまり良い工事ではなかったようです。

阪神大震災直後の写真 阪神大震災直後の写真

入居状況

2005年には入居者が1件もなく、2006年1月の段階で1/3が空室でした。管理会社に状況を確認したところ

「部屋を見せても中々決まらないんです。でもガンバリマス」と言う回答でした。築年数も古く仕方がないのかなと思っていました。

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EDIT

安易な建て替えは出来るだけ避ける!エコが推奨されるこれからの賃貸運営by賃貸マンション再生の記録©2007

徹底的に調査検討後リノベーションした賃貸マンション