銀行融資は楽観視していたら甘かった

建築士より建て替えを勧められた老朽RC造り賃貸住宅のリノベーション記録

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銀行との交渉

大手R銀行

大規模補修とリノベーションに伴い大きな資金が必要となりますが、銀行からの借入は楽観視していました。

それは、先代から引き継いだ震災補修の返済を滞る事無く完済したので、銀行への信用があると思っていました。

震災で借り入れていたR銀行なら応じてくれるだろうと電話で問合せをしました。

私「大規模補修に伴う借入を起こしたいのですが・・・」

銀行担当者と収益と返済に関する計画と過去の借入実績などを説明しました。

銀行担当者「ところで、物件は何年築ですか?」

私「昭和45年築です」

銀行担当者「・・・・・・」「解りました検討してみます」

数時間後銀行担当者から築年数が古いので融資は無理と言う連絡が入りました。楽観視していたのでショックでした。

断られたからには仕方がありません。もう一度資料を揃えて別の銀行に再チャレンジする事にしました。

G地方銀行

前回断られた教訓から、しっかり資料を揃えてから銀行に相談する事にしました。融資相談の方法についてはまた大阪生野共同住宅組合に相談しました。

準備した資料は下記の通りです。G銀行は長年つき合いのある会計事務所から紹介してもらった地方銀行です。G銀行は地元で資金を集め、都市部で融資先を開拓しているそうで、もちろん初めてのつき合いです。

  • 過去3年分の確定申告書
  • 物件の建物と土地の登記簿謄本
  • 住民票
  • リノベーション後、想定家賃の根拠となる資料(地域の家賃相場表)
  • 現在の借入状況の資料(預かり保証金も含む)
  • 過去に借り入れて完済した資料
  • 各部屋の想定家賃と年間収入額
  • 工事内容と業者の見積書
  • 路線価から計算した土地の評価額
  • 建物と土地の固定資産評価額
  • 事業内容と想定金利での返済計画書
  • 他業者からの借入金利資料(大手E建築会社の提携ローン資料で代用

資料を検討して頂いた結果、無事融資してもらえる事になりました。金利も想定以上に安かったので、G銀行から借り入れる事が決まりました。次のページからは補修内容の検討について説明します。

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EDIT

安易な建て替えは出来るだけ避ける!エコが推奨されるこれからの賃貸運営by賃貸マンション再生の記録©2007

徹底的に調査検討後リノベーションした賃貸マンション