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事実上の建て替え宣告
A建設会社の建物診断書
現場確認後、管理会社を通じてお願いしていた最初の建築会社から建物の診断が届きました。主な箇所を抜粋すると、
- 大震災時には、倒壊の危険性が高しヽ。概ね建物全体の耐震補強費用は、数千万円以上と見込まれる。
- 今後、毎年維持管理費用として数十万から数百万程度の費用発生が見込まれる
- 防水層端部で空隙があり雨水浸入の痕跡が見られる。改修には莫大な費用がかかるものと予想される。
- パラペット外部の金属板は内部より腐食しており、スラフは漏水、鉄筋の爆裂等が見られる。これらの改修には莫大な費用がかかるものと予想される。
- フレキシビリティーの高しヽ間取リヘの変更が不司能であり、改修費用は更新に留まり、付加価値を与える投資となりにくい
補修には膨大な費用が掛かり無理です建て替えなさいと言う宣告と受け取りました。
建て替えプラン
そこで、持って来たのが建て替えプランです。
建て替えの問題点
- 現在、半分以上が入居中で既存入居者との立退き交渉が必要となる。
- 解体、くい打ちなど工事に伴う振動で近隣住民に大きな迷惑を掛ける
- 解体に伴う廃材が大量に発生する。
- 建築時の敷地面積が当時と異なるため建物の面積が小さくなってしまう
- 建築費用は長期の借入返済となる為リスクが大きい
建物の補修で診断をお願いしていたのにこのような結果で、補修に関しては厳しいスタートになった。
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