既存の入居者とリノベーションを行う部屋

建築士より建て替えを勧められた老朽RC造り賃貸住宅のリノベーション記録

« 前ページ:ベランダ増築の断念 |TOPページ| 改修工事の施工業者は競争見積りで:次ページ»

リノベーションを行う部屋は?

入居状況

2006年4月現在1/3が空室と言っても、2/3が入居中です。この状態で、どのようにリノベーションを行うのかは大きな問題でした。

当物件は下記のように東西2つの階段があります。西側の階段には9室があり2軒が空室でした。東側の階段には10室あり入居中の部屋が4室ありました。

西側の部屋に比べると東側の傷みが激しく、雨漏りや漏水は主に東側を中心に起こっていました。そこで、室内側のリノベーションは東側10室で行うことにしました

既存入居者とリノベーション

東側の部屋の傷みが激しい

東側に入居していた方への対応方法は下記のように行いました。

  • A室:雨漏りが止まらず、滞納もあった事から改修の検討中に転居されました
  • B室:雨漏りで布団を汚すなど迷惑を掛けてしまいました。只、雨漏り補修が簡単ではなく時間が掛かることを説明しました。その代わり、迷惑料を支払う事で退去して頂きました。
  • C室:雨漏りはありませんでしたが、数年来の滞納額が100万円を超えていた為、裁判を起こして退去して頂きました。
  • D室:雨漏りはありませんでしたが、改修のため一時西側に転居して頂き、改修後再びもとの部屋に戻っていただきました。

次のページからは業者の選定とコストダウンについて説明します。

« 前ページ:ベランダ増築の断念 |TOPページ| 改修工事の施工業者は競争見積りで:次ページ»

EDIT

安易な建て替えは出来るだけ避ける!エコが推奨されるこれからの賃貸運営by賃貸マンション再生の記録©2007

徹底的に調査検討後リノベーションした賃貸マンション